日本人間性心理学会第32回大会 自主企画
様々な領域(教育、福祉、医療・保健、司法・矯正、産業、地域等)でいろいろな目的(心理的成長、訓練、治療等)で、二者関係による「個別アプローチ」とともに三者以上関係による「グループ・アプローチ」の実践が盛んに行われている。そしてセルフヘルプ・グループやリーダーレス・グループ等を除く多くのグループでは、そのグループを担当する人(ファシリテーター、リーダー、ディレクター、セラピスト等)がいる。
各種グループにおいて、グループを担当する人はどのような体験をしているのであろうか。諸立場のグループを担当する人が集い、その体験を語り合う機会はこれまであまりなかったように思われる。しかし、エンカウンター・グループに限らず、サポート・グループ等々含め,さまざまなグループにおける体験をお互いに語り合うことは、グループを担当する人の“あり方”と“動き方”を明確にすることにつながるとともに、グループについての理解を深めることになるのではなかろうか。
ここにあげた話題提供者は、たまたまエンカウンター・グループのファシリテーター体験が豊かな方達ばかりであるが、この集いではエンカウンター・グループに限定せずに、種々のグループの担当者が集い、体験を語り合うことを行いたい。言わば、“異文化交流”の場になることを願っている。グループに関心がある皆様に是非ご参加いただきたい。
2013年 9月14日(土)18:15-19:45
野島一彦(跡見学園女子大学)